実体験 IQで見る幼児教育の効果

幼児教育
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子どもが生まれて、幼児教育系の習い事をさせようか悩んでいる方って少なくないですよね。

 

せっかく教室に通うのならば、効果が出てほしい。
もし出なかったら不安…。
そう思うと、なかなか一歩踏み出せない気持ち、わかります。

 

今回は、効果の1つの目安である『IQ』で、我が家の長男に効果があったのか、まとめていきます。

 

こんな人におすすめ
お子さんに幼児教育系の習い事をさせようか迷っている
幼児教育をして本当に効果があるのかわからない
幼児教育の効果を数値で見たい

 

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1.長男の知能検査結果 ~IQの推移~

皆さんは、幼児教育ってなんだか知っていますか?
幼児教育とは0~6歳までの子どもの脳を発達に適した時期に、必要な情報・刺激を与えて、能力を伸ばす教育です。

 

我が家の長男は、幼児教育を受けていました。
週に1回幼児教育を受けられる教室のレッスンに通い、それ以外は自宅でできることをできる範囲で取り組んできました。

 

正直、特別なことは何もしていないと私自身は思っています。

 

以前のブログで書いたように、日常のことを学習につなげるように声かけしたり、いろいろなことに少しでも興味を持ってもらおうと絵本を読んだり、博物館などに連れていったり…そんな程度です。

 

詳しくはこちら… 子どもを勉強好きにする! ~日常を学習につなげる~

 

 

長男がレッスンを受けていた幼児教室では、3歳から年に1回、知能研究所認定の知能検査を受けることになっていました。

知能検査とは
子どもの得意・不得意などの特性を知るための検査。
同じ知能指数(IQ)であっても、言語には強いが数には弱いなど特性の違いがわかります。

 

 

この知能検査は、平均がIQが92~107で、数値が高くなるほど優れていることを意味するとされています。
IQ140以上は最優とされ、かなり優秀な数値となります。

 

 

検査は通っている幼児教室の先生と子どもの1対1で行います。

 

長男が受けた知能検査は、1歳から16歳までの年齢に沿った問題が出題され、1問でも解けたら次の年齢にすすむ…らしいです。

 

らしい、というのもレッスンの先生と長男だけで検査を行うので、私自身は問題を知らないのです。

 

検査時間は1時間くらい。問題がすすむとそれだけ時間がかかるので、1時時未満のこともあれば1時間以上かかることもあります。

 

 

1回目

長男がはじめて知能検査を受けたのが3歳8か月の時。

検査やテストというと緊張する子もいる、とのことで「今日は先生とクイズ大会だよ~」と伝え、長男はウキウキで検査に行きました。

検査時間は1時間ほど。

終わった後「いっぱいクイズできて楽しかった~」と言っていました。

 

1回目結果


結果は、精神年齢が4歳10か月で『IQ132
最優の1段階前のところでした。
後述する5つの知能因子、概念・図形・記号・記憶・思考がバランスよく発達していました。

 

2回目

2回目に受けたのが4歳8か月の時。
1回目から1年たった頃でした。

前回同様「前にやったクイズ大会覚えてる?今日もやるんだって!」と伝えると「やった~楽しみ!」と前回同様ウキウキしながら検査に向かいました。


検査時間は1時間30分ほど。


私が迎えに行くと「この折り紙をね、こう折ってね…」と検査でやったらしい折り紙をひたすらやって見せてくれました。

 

2回目結果

結果は精神年齢7歳7か月で『IQ162
最優(総じて能力・技能が高いこと)に入りました。


5つの知能因子がバランスよく発達していて、特に概念の領域が良く伸びていました。

前回と日常生活で何か変わったことがあるかというと、今までよりも家でレッスンの振り返りをよくしていました。

3回目

3回目に受けたのが5歳10か月の時。
2回目から1年ちょっとたった頃でした。

この頃には長男も、数値で結果が出ることがわかっていたので「今回はどれくらいになるかな」と楽しみにしているようでした。


検査時間は1時間ほど。


「問題がたくさんで疲れちゃった~。」と終わった時には言っていました。

 

3回目結果

結果は精神年齢9歳2か月で『IQ157
最優には入りましたが、前回より少し数値が下がりました。

 


どの知能因子も順調に発達していましたが、特に図形と思考の分野が伸びていました。


後ほど述べますが、年齢が上がると実際の知能が上がっていてもIQの数値は低くなります。
この結果を聞いた時「下がっていく時期なのかな。仕方ないか」と思ったのをよく覚えています。

 


ですが今振り返ると、あまりレッスンの振り返りなどもしていませんでした。
次男も1歳を過ぎ目が離せなくなってきて、学習につながるような声かけも十分にできていなかったように思います。

 

4回目

最後に受けたのは6歳10か月の頃。
3回目から1年たった頃でした。

 


前回の結果が長男には不服だったらしく「今回は頑張るぞ」と検査に臨んでいきました。


検査時間は1時間40分ほど。
なかなか終わらないな~と思っていた頃、終わったとの連絡が来ました。

 

4回目結果

結果は精神年齢11歳0か月で『IQ161
最優に入りました。


正直、前回の結果から「ここからは数値があまり下がらないように…という感じなのかな」と思っていなくて、ここで数値が上がるとは!と驚きました。


担当の先生も「16歳の問題が1問解けたんです。私、知能検査で16歳の問題出したの初めてなんです。」と興奮ぎみにお話してくださいました。

 

こうして知能検査の結果であるIQを通してみると、初回で最優の1つ手前の数値。それ以降は最優と、幼児教育を続けてきた結果が出たのかなと感じています。

 

2.IQと知能検査

そもそもIQってなんでしょう。

 

簡単に言えば、知能検査の結果を数値で表したものです。
IQが高いほど知能が高い、低ければ知能が低いということを意味します。                                  

 

 

IQは知能検査の結果で求められた知能の精神年齢=知能年齢(Mental Age=MA)を実際の年齢=生活年齢(Calender Age=CA)で割り、100をかける方法で算出します。

 

紹介はしましたがIQの算出方法は難しいので、特に覚えなくて大丈夫です笑

 

 

例えば3歳(36か月)の時点で、3歳児レベルの平均能力であれば「IQ100」で4歳児(48か月)レベルの平均能力の場合は「IQ133」です。
すなわち子どものIQは発達の早さを測るものといえます。

 

 初めて知能検査を受けた時の町なの場合は、3歳8か月(44か月)の時点で4歳10か月(58か月)の精神年齢だったため58÷44×100=131.8…でIQ132と算出されています。

 

 

0~3歳までは教育を受けていない子どもたちの標準値で「IQ100」の基準が作られています。
3歳以降は多くの子どもたちが幼稚園や幼児教室などで知育を受け始めるので3~6歳の子どもの標準値は、0~3歳までよりもかなりレベルが上がります。

 

また実年齢が上がると実際の知能が上がっていても、IQは低くなります。

例えば3歳(36か月)で、発達が36か月進んでいれば「72÷36×100=IQ200」ですが、6歳(72か月)の時に発達が36か月進んでいると「108÷72×100=IQ150」となります。

 

標準値のレベルが上がっている中で36か月発達が進んでいる状態をキープすることはかなり難しいことです。

公立小学校でも同じクラス・同じ年齢の子どもでも精神発達の早い子どもと遅い子どもでは3~4年の開きがあるといわれています。

 

また、難関私立小学校や東大・京大に合格する子どもたちは平均IQ130と言われています。
知能検査を受ける際は、IQの数字を伸ばすことより、IQ130以上を維持することを目標にすると良いでしょう。

 

では、なぜIQ が高いほうが良いのでしょうか。

 

 


アメリカのスタンフォード大学のルイス・ターマンが1920年代からIQ138以上の約1500人の子どもを40年近くにわたり追跡調査した結果、以下のような行動面での特徴、社会においての生き方、人生の特徴があることがわかりました。

  • 誠実、正直、道場、私欲のなさ、心の強さ、リーダー性、人気、責任感といった面で優れており、周囲の人から尊敬されやすい。

  • 子ども時代、活発な遊びを好み、好んで集団の中に入っていく。孤独を嫌う。しかし将棋やチェスなどの知的少人数ゲームを好む傾向が強い。また好む遊びの種類が豊富である。
  • 道徳的知識に優れ、社会適応性が高い。

  • 遊びの興味、関心の成熟が早いため、自分よりはるかに年上の友達を多く持つことが多い。

  • IQが高い人物は学歴が低くても、大学などが高学歴の人物よりも年収が高い。

 
お子さんが、上記のような人生を送ることができたら良いな、と感じませんか?

 

3.知能因子について

1.長男の知能検査結果 ~IQの推移~でも言葉が出てきましたが、知能は『知能活動』と『知能領域』の2つの分野に分けられます。

 

知能活動は、憶えたり考えたりすること。
知能領域は人間が憶えたり考えたりする時に、何を材料にしているかということです。

知能活動は以下のように分けられます。

  • 記憶(覚えること)→記銘・保持・再生の3つの能力

  • 思考(考えること)→
    受容的思考(外部の情報を正しく受け取れる能力)
    集中的思考(2つ以上の情報から1つの結論を導く能力)
    拡散的思考(1つの情報から多方面に思いめぐらす能力)
    転換的思考(ある事柄を別の方面から見直す能力)
    表現的思考(自分でわかっていることを的確に表現する能力)

知能領域は以下のように分けられます。

  • 概念(言葉の意味を考えたり憶えたりする能力→かるた・ごっこ遊び・紙芝居など)

  • 図形(物の形で考えたり憶えたりする能力→積み木・碁・将棋・パズル・ミニカー・プラモデルなど)

  • 記号(数や音、色などで考えたり憶えたりする能力→トランプ・さいころ遊び・数のパズルなど)

 

上記のように、知能は1つの能力ではなくいろいろな能力が集まったものだといえます。
またその1つ1つの能力である「記憶」「思考」「概念」「図形」「記号」を知能因子といいます。

 

上でも述べましたが、知能検査をすることで知能指数=IQが同じであっても知能因子の特性の違いがわかります。
子どもの得意分野・苦手分野がわかることで、どの分野を伸ばす遊びをすると効果的か考えることができます。

どの回の知能検査でも、図形の知能因子の数値は良かった長男。

 

やはり好むのは図形分野の遊び(積み木・将棋・パズル・プラモデルなど)で、先日、父親に買ってもらったガンプラを「1人で作る!」と黙々と作っていました。

 

4.IQを通して考える知能を伸ばす教育

では、知能を伸ばす教育はいつから行うのが良いのでしょうか。

 

結論としては「早ければ早いほど効果は高い」と言えると思います。

 

なぜなら成長する時期にどのように鍛えるか、で本質的な性能は決まってしまうからです。
身体に比べ、脳の発達ははるかに早く、10歳ころには大人の脳の重量とほぼ変わらないくらいまでに成長します。
その為早ければ早いほど効果は高いのです。

 

知能は記憶力と思考力からなることは、上記でも述べました。
そのため知能が高いとは、記憶力が良く思考力が高いことを意味します。

 

他者と同じ時間勉強しても、人より多く覚えられ、人より深く考えられるかが知能の高さを表します。
それを測る指標が知能指数=IQです。

 

知能は10歳くらいまでは適切な知能教育を行うことで良くすることができますが、11歳を超えるとIQはほとんど変化しないという調査結果も出ています。
知能教育が効果を発揮しやすいのは8歳くらいまでと言われています。

 

ここまで読んで、IQの高さは勉強面においてだけ有利になるものだと思いますか?

 

 

IQが高いということは思考力が高いということです。
しっかりものを考えることができます。

 

そのため、物事の善悪を正しく判断でき、他人の気持ちを推し量ることができるのです。

 

また学校の授業などで苦労せず好成績が取れる可能性が高いので、子ども時代から「自分で何でもできた」という自信が持てます。
それが、何事にも挑戦する意欲を生み出します。

 

子どもの精神面においても良い影響を与えるといえるのです。

知能を伸ばす教育は、いわゆる早期教育(知識を詰め込む教育)ではなく子ども自身に考えさせる教育でなければいけません。

 

知能を構成する知能因子をバランスよく刺激し、考えさせる教育が必要です。

かつ、子どものやる気が続くような楽しいもの→子どもにとっては遊びと感じられることであり、その子の知能レベルにあったものでないと、勉強嫌いになってしまいます。

 

このような教育を1からお母さんが行うには、相当、知能の発達などについて勉強していかなければならないと感じました。
「私には1人でやるのは無理だ…」と幼児教室に通い続けることを決めました。

 

しかし、週に1回のレッスンに通うだけでは、子どもの知能は伸びません。
レッスンで学んだことを、おうちでも楽しく行うことで毎日が知能を伸ばす教育になるのです。

 

我が家の長男には、IQでの結果と普段の言動から見て、幼児教育の効果があったと私は感じています。

 

もし幼児教室に通おうか悩まれている方は、1度体験してみて下さい。
お子さんとお母さんが楽しめる幼児教室であれば、ぜひ続けてみて下さい。
きっと効果があると思いますよ。

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